医療保険の選び方は?確認すべき項目と年代別のポイントを解説

保険選び
目次

    民間医療保険の加入を検討する際、「種類が多くて、どれを選べばいいかわからない」「自分にはどの程度の保障が必要なのか」と悩む方もいるのではないでしょうか。保障内容の考え方は、年齢や家族構成、収入状況によって変わり、入院給付金や手術保障、特約なども併せて確認する必要があります。

    この記事では、民間医療保険の基礎知識をはじめ、民間医療保険を選ぶ際に確認する項目や、年代別の選び方のポイントなどを解説します。

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    加入前に知っておきたい医療保険の基礎知識

    民間医療保険を検討する前に、民間医療保険がどのような保険なのかを理解しておきましょう。

    医療保険には、加入義務のある公的医療保険と、任意で加入する民間医療保険があります。公的医療保険では医療費の自己負担を軽減できますが、先進医療の技術料や差額ベッド代は原則として自己負担です。また、入院中の食事代についても一定の自己負担が発生します。

    民間医療保険は、公的医療保険でカバーしきれない費用に備えるための保険です。また、病気やケガで働けない期間の生活費の一部を補う役割もあります。

    基本的な保障には入院給付金や手術給付金があり、必要に応じて特約を付加できます。保障内容や保険料は商品によって異なるため、自身の家計状況や備えたいリスクに合わせて選ぶことが大切です。

    医療保険の選び方は?確認すべき5つの項目

    民間医療保険の選び方で最初に確認したいのは、保険期間や保障内容、特約の有無など5つの項目です。詳しく見ていきましょう。

    1. 保険期間

    民間医療保険は保険期間によって「終身医療保険」と「定期医療保険」に分かれます。

    終身医療保険は、保障が一生涯続き、基本的に保険料は加入時から上がらないのが特徴です。年齢を問わず、所定の条件に該当すれば給付金を受け取れます。払込方法は、保険料の払込期間を定めた「有期払込タイプ」と、保険料を一生涯払い続ける「終身払込タイプ」があります。両者の違いは、下図のとおりです。

    終身医療保険の有期払込タイプと終身払込タイプの違い

    なお、定期医療保険は、更新時の年齢に応じて保険料が上がり、更新可能年齢の上限により継続できない場合もあります。また、保険期間中は保険料の支払いが続くのが一般的です。

    2. 入院に対する保障

    入院に対する保障は、病気やケガで入院した際に、入院1日あたりで設定した入院給付金を、入院日数に応じて受け取れる保障です。1回の入院で保障される支払限度日数が設けられており、60日や120日など商品によって異なります。なお、「1回の入院」とは、退院後一定期間内に同じ病気やケガで再入院した場合、前回の入院と合わせて1回とみなされます。

    公益財団法人生命保険文化センターの「2025(令和7)年度 生活保障に関する調査」によると、治療費・食事代・差額ベッド代などを含めた入院時の1日あたりの自己負担費用の平均は2万4,300円です。ただし、この金額はあくまで平均であり、必要な保障額は貯蓄額や家族構成、収入状況によって異なります。差額ベッド代や食事代などの自己負担額も考慮しながら、自身の家計に合った入院給付金日額を選びましょう。

    出典:公益財団法人生命保険文化センター「2025(令和7)年度 生活保障に関する調査」[PDF:7.46MB]新規ウィンドウを開きます

    3. 手術に対する保障

    手術に対する保障は、入院保障と併せて確認したい項目です。病気やケガで所定の手術を受けた際に、手術給付金を受け取れます。

    給付金の設定方法は商品によって異なり、「入院給付金日額の◯倍(10倍・20倍・40倍など)」とするタイプと、「1回5万円」のように一律で固定されているタイプがあります。

    また、入院を伴わない外来(日帰り)手術に対応しているかどうかも確認しておきましょう。給付金が支払われる条件や金額は商品によって差があるため、事前に確認することが大切です。

    4. 特約

    特約とは、主契約(入院・手術保障)に付加して保障内容を手厚くするオプションのことです。特約を追加すると、特定のリスクに対してより充実した備えが可能になります。保障内容は商品によって異なりますが、主な特約の例は以下のとおりです。

    ■民間医療保険の特約の例

    特約の種類概要
    先進医療特約厚生労働大臣が定める先進医療を受けた場合に全額自己負担となる技術料について、一定の限度額(通算2,000万円など)の範囲内で保障される
    特定疾病(三大疾病)保障特約「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」などになった場合に、保険金や給付金を受け取れる
    通院特約病気やケガで入院後、同じ病気やケガの治療を目的として通院した場合に、給付金を受け取れる
    女性疾病特約「乳がん」「子宮筋腫」「甲状腺疾患」「分娩時の合併症」など、女性特有の病気や女性に発症しやすい病気で入院・手術をした場合に、給付金を受け取れる
    入院一時金特約給付対象となる入院をした場合、入院給付金とは別にまとまった給付金を受け取れる

    5. 掛け捨て型と貯蓄型

    民間医療保険には、一般的に解約返戻金や満期保険金がない「掛け捨て型」と、解約時に解約返戻金を受け取れる「貯蓄型」があります。

    掛け捨て型は、同じ保障内容であっても貯蓄型より月々の保険料が割安な点が特徴です。一方、貯蓄型は解約時に解約返戻金を受け取れる反面、月々の負担は大きくなり、早期解約した場合には解約返戻金が受け取れなかったり、解約返戻金の額が払込保険料の総額を下回ったりすることもあります。

    保険料を抑えて保障を確保したいのか、保障に加えて将来の資金形成も視野に入れたいのかを整理したうえで、自分に合ったタイプを選びましょう。

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    【年代別】医療保険の選び方のポイント

    入院している高齢女性とお見舞いにきた家族

    民間医療保険の選び方は、年代によって重視するポイントが変わります。年代別に、以下のポイントを押さえて検討しましょう。

    20代:最低限の保障で保険料を抑える

    20代は大きな病気のリスクが比較的低いため、入院・手術保障を中心としたシンプルな保障を選ぶのが基本です。若いうちは保険料が安く、終身医療保険であれば原則として契約時から保険料が一定で、高齢になっても保険料が上がりにくいというメリットもあります。

    貯蓄が少ない時期でもあるため、最低限の保障を確保しながら、無理なく継続できる保険料で加入することが大切です。ライフステージの変化に応じて、特約の追加や保障内容の見直しを検討するとよいでしょう。

    30代:ライフイベントを見据えて保障を強化する

    30代は結婚や子どもの誕生、住宅購入など、ライフイベントが重なりやすい時期といえます。家計を支える立場になる方も多く、病気や入院による収入減少リスクへの備えがより重要になるでしょう。

    配偶者や子どもがいる家庭では、入院中の治療費だけでなく、生活費への影響も見据えた保障内容を選ぶ必要があります。住宅ローンや教育費とのバランスをとりながら無理なく支払える保険料かどうかも確認してください。

    40代:生活習慣病リスクを意識する

    40代になると、高血圧や糖尿病といった生活習慣病のリスクが高まり、民間医療保険の必要性が高まります。新規加入時の保険料も年齢とともに上がっていく傾向にあるため、早めの見直しが大切です。

    以前に加入した保険の保障内容を再検討し、現在の生活水準や家計に合っているかも確認しましょう。

    50代:入院・介護リスクに備える

    50代は病気のリスクが高まる一方、新規加入時の保険料負担も大きくなります。加入している保険の見直しを中心に、必要な保障を整理することをおすすめします。

    老後資金とのバランスも意識しながら、医療保障だけでなく介護保障や就業不能保障まで含めて、総合的に備えることを検討しましょう。

    60代以降(シニア・高齢者世代):老後の医療費負担に備える

    60代以降は入院や手術のリスクがさらに高まり、医療費の自己負担や長期療養への備えがいっそう重要になります。老後の生活費とのバランスを考えながら、必要な保障内容を改めて見直しましょう。

    新規加入では保険料が高額になるケースも多いため、加入している保険を活用しつつ、不足する保障を補う方向で考えるのが現実的です。持病がある場合は、通常の民間医療保険に加入できないときに検討する、引受基準緩和型の医療保険も選択肢の1つとなります。

    自分に合う医療保険を選ぶコツ

    民間医療保険は、保障内容や保険料だけでなく、家計の状況や将来のライフプランも踏まえて選ぶことが大切です。ここでは、自分に合った民間医療保険を選ぶためのコツを3つ紹介します。

    必要な保障を整理する

    民間医療保険を選ぶ際にまず行いたいのが、自分に必要な保障を整理することです。貯蓄額や家族構成、働き方などを踏まえ、どの程度の医療費リスクに備える必要があるかを把握しましょう。

    「なんとなく不安だから」という理由だけで加入するのではなく、目的を明確にすることで保険料の負担を抑えやすくなります。「入院時の諸経費を補いたい」「療養中の生活費を確保したい」など、備えたい目的を決めてから商品を比較すると選びやすくなります。

    無理なく払える保険料を決める

    保険は長期契約になるため、無理のない支払額をあらかじめ決めることもポイントの1つです。月々の保険料だけでなく、将来の教育費や老後資金も含めて家計全体で考えます。

    ただし、保険料の安さだけを重視すると、必要な保障が得られない可能性があります。まず必要な保障内容を確認したうえで、その中で無理なく支払える商品を選ばなければなりません。年代や家族構成によって必要な保障は異なるため、自身の状況に合わせて検討しましょう。

    複数の商品を比較する

    民間医療保険を選ぶ際は、複数の商品を比較すると、自分に合った医療保険を見つけやすくなります。同じような保障内容でも、保険会社によって保険料は大きく異なるため、1社だけで判断するのは避けましょう。

    比較する際は保険料だけでなく、給付条件や更新条件、支払対象範囲なども確認するようにします。

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    自分に最適な医療保険を選んで将来の安心に備えよう

    民間医療保険は、公的医療保険だけでは補いきれない医療費や、入院中の生活費負担などに備えるための保険です。保険期間や入院・手術保障、特約などを確認し、自分に必要な保障内容を見極めることが大切です。必要な保障は年齢や家族構成、収入状況によって異なります。複数の商品を比較しながら、無理なく継続できる保険料で、自分に合った医療保険を選ぶとよいでしょう。

    SBIいきいき少短の医療保険新規ウィンドウを開きます」は、84歳まで申し込みができ、保障は100歳まで継続可能です。たとえば70歳女性の場合、月々900円~といった手ごろな保険料で、入院・手術・先進医療に備えられ、日帰り入院や日帰り手術も対象となります。リスクに備えつつ保険料を抑えて加入したい方は、SBIいきいき少額短期保険を検討してみてはいかがでしょうか。

    B2-26-J-0107(2026.09.01)

    監修者プロフィール
    ファイナンシャル・プランナー 辻田 陽子 さん

    ファイナンシャル・プランナー

    辻田 陽子 さん

    FPサテライト所属ファイナンシャル・プランナー、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、証券外務員一種、日商簿記2級。
    税理士事務所、金融機関での経験を経て、FP資格を取得。それぞれのライフイベントでのお金の不安や悩みを減らし、人々がより豊かで自由な人生を送る手助けをすべく活動中。

    • 本ページ上の保険の説明は、一般的と考えられる内容を掲載しています。個別の保険商品については、各保険会社の公式サイトをご確認ください。
    • 掲載している内容は、2026年9月1日時点のものです。
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